食べて楽々痩せる「満腹ダイエット」(江部康二著)のブックレビュー

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京都で糖尿病やダイエットを主に専門としている開業医の先生の本です。

糖質制限ダイエットの第一人者である著者の江部先生は糖尿病になり、糖尿病の対策として糖質制限をしているとのことです。

糖質制限をするとなぜ痩せるか、何を食べてよいのか、何を食べたらNGなのか、炭水化物は取らないでよいのか。

楽々痩せるダイエット方法とうたっているだけあり、糖質制限ダイエットに興味のある人が疑問に思っているようなことを次々とわかりやすく説明してくださっています。

この本はおいしいものが食べたくて、かつ、痩せたいという人に向けて書かれていると思います。

お肉やチーズ、ワインがOKなのです。洋風の美食、グルメを楽しんでいるのにダイエットできるという夢のような話を書いてありますが、江部先生の説明を読めば、これが夢ではないことがわかります。

逆に、ご飯やうどん、めんつゆをつけていただく蕎麦、砂糖を多く使っているもの、昆布、ねりものなど、和食の多くが食べられなくなります。

日本はコメ信仰といいましょうか、お米の評価が高かったり農家が優遇されているような傾向をマスコミを通じて見られます。しかし江部先生はそういった“しがらみ”がないようですね。ご飯にどれだけの糖質があっ
て、食べるとどれだけの影響があるか、書いてあります。

お寿司は甘い砂糖で味付けしてあるからシャリはダメだそうで。油を使わずカロリーが低そうで、ヘルシーだと思っていたお寿司が実はダイエットの敵だなんて、意外ではないですか?

この本を読んでいると、ランチにうどん屋さんで「かきあげ丼とうどんのセット」といった定番の和食メニューが食べられなくなります。どれだけ炭水化物と糖質が多いかと、ゾっとするでしょう。

この本は、どちらかといったら「欧米に住んでいて、1ヶ月くらい米を食べなくても生きていける」そんな人向けです。和食が一番と思っている人は他のダイエット方法を取り入れるほうがストレスによるリバウンドがなくてすむのではないでしょうか。

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